マリオ映画の感想です。スマブラの強キャラピーチ姫っぽくて良。
吹替版感想
単純に吹き替えではなく、調整が入ってる日本版上映版。
字幕はほぼやっていなくてほとんど吹替版上映。字幕で見るには県外にいかなくてはいけない(さらに、時間が遅い)もう字幕は円盤を待つか。
吹き替えCV
ゲームでこのキャスト版になる可能性あるのかな。映画だけのキャスト? ゲームでもこのキャストが採用されても面白いかも。
発表された時「宮野真守のマリオか~、マリオにはイケボすぎない?」って思ってたけど、そこまで違和感はない。序盤のちょっと冴えない雰囲気の声が良かった。
畠中ルイージは、「ルイージマンションでもそういう悲鳴出してたでしょ」ってくらい合ってた。演技とかではなく悲鳴がゲームでもそうだった(?)ルイージマンションぽくなる所が「あれ?ゲームから声やっていた?」ってなる
アドリブ多めかな? 結構画面外で喋る。
クレジットに木村昴とあって、序盤のCMラップがそうらしい。CVではなくラップ担当。そういう使われ方もあるんだ。
ルマリーは死生観的なセリフも相まって、すずめの戸締まりのダイジンっぽい。かわいい山根あん声で聞く「唯一の希望 それは死による解放さ」の破壊力。
映画のラストに、観客に向けて無常の風を吹かせたセリフを言って去っていく。
そういえばよろずやチコは関西弁で喋ってた。違う個体。
ゲームを知ってる人向けの映画
マリオをプレイしてればしてるほど楽しい。
プレイしてなくともプレイ動画で何かしら触れてる人向け。内輪っぽさある。その内輪が巨大。
人生でマリオに触れずに生きていくのって難しいよ。
アクションゲームのマリオだけでなく、スマブラ、マリオカートを知らずに日本で生きていける?
他にもパルテナやパンチアウト等、任天堂ゲームネタが仕込まれてる。8ビット時代のファミコンネタ多め。「息を吹きかけると動く」や「princess is in another castle(1-4出でてくるやつ)」とかね。
ルイージのスマフォ着音はなにかの起動音だった記憶。
ポリーンも市長として出てきて嬉しい。マリオ作品ではポリーンが好き。
1-1横スクロールアクションは、ちゃんと仕事道具持ってるルイージのために、ドア空けて進路確保するマリオ兄さん本当にお兄ちゃん。
排水口の地下は1-2になってる。でっかーいスクリーン+良音響で、ゲームの追体験をさせてくる。
お話は「マリオの異世界転生」
この映画いろんなことに説明がいらない(そういう意味で内輪受け感は大いにある)
ルイージが兄さんを尊敬していて、マリオもルイージを大事に思ってる。拐われるのが仕事を一緒にやる弟ルイージだと、助けに行く理由も強くなる。唯一無二の弟。
マリオの映画ではなくマリオブラザーズの映画。最後に「ザ・スーパーマリオブラザーズ」になる。90分でまとまってる。
マリオ達25歳なんだな。家族に反対されつつ起業するのが絶妙に不安になる年齢。年齢はマリオ25歳よりキノピオ17歳の方がびっくり(舞台挨拶情報)じゅうななさい?
「土管を通ると違う世界に行ける」ことが観客の共通認識になっている。説明ないけどマリオが配管工だから繋がる。
リオオリンピックの動画も土管=ワープって説明なしだったよね。IP知名度の高さ。
映画のクッパはピアノを弾く。弾けたんだ……。連弾もできるカメック。
もうピーチの名前を連呼することしか、愛を表現出来てない。カメックが愛の伝道師であったならもっとうまくいきそうなのにね。まぁ、カメックだからな。
ドンキーはクランキーの孫ではなく息子?
強強ピーチ姫
戦力にもなるし、ドレス姿で戦う。見せ場がいっぱい。元気で快活なのはデイジーの要素かなって思ってた
ウェディングシーンだけちょっとしおらしかった。
クッパが「スカートでふわっと着地するとこが好き」に、「私も~~~~、わかる~~~」って激しく同意した。ふわっと着地して欲しい。
ファイアーフラワーの衣装替えシーン良かった。ヒロイン要素もたっぷり取ってる。アイスフラワーは氷魔法攻撃になるのでアナ雪リスペクト。
ピーチ姫の「みんなが私をプリンセスにしてくれたの」ってセリフが好き。
元々姫としてキノコ王国に生を受けたわけではなく、ピーチも外から来たっぽい。
長年謎だったキノコ王国の詳細が映画で出てくる。ゲームで今後のこの情報が活きになるかはわからないけど、納得しちゃう。だから可愛いキノピオたちのために国を守る理由もすんなりわかる。
ピーチは戦闘能力ありの強キャラ扱いだったので、わざとらしさは感じない。令和の映画に出てくる女性キャラ改変というわけではない。最近のピーチは性能も強いよ。
「結婚して欲しい」って必死の告白にも強めの意志で「絶対に嫌」っていっちゃう。意志も強い。
2008年にスマブラ本を出した以来だから15年ぶりに姫を描いた。基本デザインがずっと買わないから手が覚えてる。王冠でパフスリーブにピンクのドレスって揺るぎない特徴がお絵かきに優しい。
マリオカートシーンとラスト
工業化が進むジャングル王国。カスタムして組み立てる。キノピオの強い車種をカスタムする所、あざとい
映画はやっぱりカーチェイスだよね。マリオカートという打って付けの題材。
IMAX劇場で見たら映像も音も鮮やかそう。4DXもすごいのかな?
レインボーロードのショートカットや、「俺から逃げられると思うなよ」でトゲゾーこうら投げられる。
あるあるシーンいっぱい。マリオカートを脇で見てる感じ。ワクワクする。
最後はスーパースターを取ってマリルイ二人で決着。スーパースターの勝ち確定演出いいね。
所感
特典ステッカーはクッパさま。もしかしてはてなブックも何冊か種類ある? レインボーロードピーチ姫のをツイッターで見た。
ひたすら楽しい、面白いが続く映画だった。
映画評論家の評価が低い理由も、観れば納得。ゲームファン向けに作ってるから、マリオに興味ない人が見ても何も湧き上がるものがない。
この映画に何か社会的なテーマ織り込まれても困るよ。任天堂ファンと言う分母のデカさならいいんだよこれで。
評論家よりファンを納得させて。
USJのスーパー・ニンテンドー・ワールドにいったことがあれば、そこも楽しい。マリオが初めてキノコ王国を見たシーンが、自分が初めてUSJでニンテンドーワールドに踏み入れたときとシンクロする。
もう一回USJいきたいね。スピード感があるアトラクションが増えそうなドンキーエリアに期待。
↑インタビューでおすすめのやつ。
配管工事会社のサイトもちゃんと作ってあった。星1つけるスパイク。作りかけで404ページもある。ミッドサマーのときも思ったけどこういうの好き。