【FEif】ドラマCDコンプリートBOXの感想

一回聞いたとりあえずのメモ書き感想です(ネタバレ)

暗夜が夢ドラマCDなので、夢女におすすめ。

カム男が白夜で、カム子が暗夜で固定。

レオンはカム男だったら外に連れ出そうとはしなかっただろうし(まずフローラとカム子ができた服交換ができないし、ジョーカーは服を替えることを許さないだろうし)、タクミもカム子だったら「第二王子」や「リョウマ兄さんの弟は僕だけ」の言葉がなかっただろうから。

本編と設定が異なってる。設定思い出して…。ドラマCDが総じてそうなように、ifのドラマCDもキャラ(声優)が喋ってればOKな人向け。

暗夜2枚は乙女ゲーのファンディスクなので、キャラ×自分の女カムイ=自分の夢思考の人だったら楽しめると思う。

そうじゃない人(いちキャラクターとしてカム子が好きで、レオン×カムイの男女カプが好きな人)や男性にはちょっとしんどいかも。

覚醒のドラマCDとは雰囲気違う。夢女子向けならそう書いておいてくれたら買わない人もいそうだし、その手のやつが好きな人は購買欲そそったのにね(広報しっかりして)

正直、カムイ+子世代のボイス無しって事前に知ってたらキャンセルしてた。書いておいてくださいよそういうのは…。

「キャラに対してそういう扱いをする」っていうなら、今後はもうFEの関連商品を予約で買うのやめようと思う(本当に広報しっかりして情報を提示して、売り逃げすんの辞めて)

FEifドラマCD/白夜王国 タクミの前日譚

本編の4章~6章前辺りでタクミが何をしていたかの話。終始、カムイ兄さんにツン状態の気難しいタクミ。気難しい弟っていうリョウマのタクミ評。

ところで、「母上の”本当”の息子」「実の子」っていうタクミのセリフと、「血がつながってなくとも私の息子」って言うミコトのセリフ……。カムイとは血のつながりがないって、この時点でみんな知ってる前提で進む。

タクミだけじゃなくてオボロ、ヒナタ、スズカゼあたりのそこにいた臣下もみんな知ってる状態で進む。父親はスメラギだけど母親は違うってことだろけど、誤解しそう。設定が行き当たりばったり。

白夜の2編はずっとタクミが独白で喋ってるので、タクミ好きとか中の梶さんファンは美味しい。一人称小説かのごとく喋ってる。

全部タクミが言葉で説明してくるので、ちょっとくどいかもしれない。覚醒のドラマCDも、ルフレが一人称小説みたいに語ってたけどね。事実と感情を伝えただけのタクミの作文朗読。

プロットにはあったけど、ゲーム中は描かなかった部分がドラマCDになった感じ。桜の咲く頃だから季節は春。ということは、ゲームの時間は4章から23章の桜満開ヒノカマップまでで、季節が一巡して1年かかってることになるのかな?

それとも開始から終戦まで2週間ぐらいかもしれない。あと、年中春設定かもしれないし、桜は通年で咲くかもしれない。ifの設定は自由。

ifは星界の時間操作があるから考察しがいのない自由設定。絶対何も考えてない。ステージの見栄えがいいただそれだけで桜咲いてただけ。

しゃべらないけど、すぐ側にいて存在はしてるヒノカとサクラ。とても不自然。だったらいっそその場にいない設定でいい。

ヒナタ・オボロの臣下たちや、サイゾウ+スズカゼの双子忍者も出番多めでうれしい。タクミの臣下がヒナタとオボロで本当に良かったなーって思える。

タクミに対して「第2王子だから使えてるわけじゃないです、タクミ様だから臣下になった」っていうヒナタ+オボロいい子。この刀と槍はタクミ様に捧げるためのもの。

ミコトとタクミの会話、タクミとサイゾウの会話らへん好き。サイゾウの遠回しなタクミへのフォローすごくいい。

カムイに歯向かってくるタクミだいぶ萌える。手懐けたい。

ちょっときつく当たって反省するタクミも可愛い。第2王子という言葉にこだわってるタクミ。カムイが記憶失った件と玉座に座らせる件も、タクミの洞察力に寄るものだってわかってよかった。ここちゃんとゲームでやってほしかったなぁ。

CD聞くと、白夜をカム男でやるときは弓素質にしてやりたい。なんとなく。

カムイとアクアの初めて出会ったシーンがフルボイスになってる。セリフはそんな変わってないんですが、アクアがあまりこの出会いをそこまで歓迎していない感じが声に出てて好き。

アクアさんの声、喜んでなくない? 「出会ってしまった……」感ある。そんなことない? アクアから暗夜の事(ガロン)好きじゃない感は受け取れる。ムービーのカムイの見たあとに微笑まずに、キリッとしてるところが気に入ってるので、イメージ通りでよかった。

ゲームでのパートボイスは、すべてのシーンで使いまわしなので、声だけで心情の変化を読み取れないのが残念だと思ってた。ここのシーン再現で、アクアの声の口調での考察ができそうで、カムアクの人におすすめ。

アクアは、ドラマCDでも攻撃力がカンストしてた。映像無いのにセリフだけ聞いても一撃で倒してきた感がわかった。松の木装備してるアクアが安易に浮かんだ。強い。

「アクアは僕の後ろに下がってて!」あたりの守られセリフがなくていい。戦力としてきちんと加算されてるヒロイン。

ノスフェラトゥにイケメンゼリフ言っちゃうスズカゼ。スズカゼとタクミの会話はなんかこう、無意識に煽ってていい感じ。

ミコトママの出番が、思った以上にあってよかった。もうこの段階で死ぬこと予言してる。ますます、イコナさんってなんだったのという疑問が湧く。

オボロの発音が違って……そういう発音だったのか。

リョウマがアクアを、ちゃんときょうだいあつかいしててよかった。6人きょうだいって言ってた。よかった。細かいところだけどよかった。本編と矛盾するけど(なぜ本編のアクアの扱いはああだったのか)

正直なことを言えば、この内容は本編でやってほしかった。章の冒頭にこの内容のことやってくれても良かった。

ドラマCDの派生でとっておかないで、本編自体のシナリオを全力で出し切ってやってほしい。

本編でこれくらい細かく白夜側のキャラの描写をされてたら、みんな6章で間違いなく白夜選んだって!! 暗夜からはじめてシナリオにくじけて白夜やらなかった人を救えたって!

ドラマCDはおそらくローカライズされないから、海外の人はここの場面のタクミを知らないのがもったいない。

ユーザーがドラマCDに求めてるのはキャラ同士の掛け合いであって、キャラの中の人のゲームのナレーション朗読CDじゃない。

不自然にタクミが状況説明するので、小学生の作文の朗読感がすごい……(本編もわりと小学3年生の作文並の文章だったけども)

「僕はカムイに言い過ぎたと反省する気持ちになった」「僕はいなくていいんじゃないか、そんなことを思ってるうちに…」「母上は死んでしまったんだね」こんな感じで進むので、有名声優による絵日記の朗読CD。感情を全部しゃべる。

ナレーションさせないように、キャラ同士の掛け合いセリフでそういう心情を表現できるのに、あえてやらせなかった感じ(って思わないとね……ここまで酷いとね…)

上手いキャリアある声優さんなのに、こんなサブテキストが要らない作文セリフ喋らせるのもったいない。せっかく金かけるならもっとちゃんとシナリオ練って。本当にifのシナリオは文章レベルを徹底して小学生に合わせてくれてる。いいんだよ、そんなことしなくて……。

「桜が咲く頃…」的なタクミの作文セリフも、リョウマに「今の時期、白夜は桜が見事で」ってカムイとの会話で言わせれば、季節が春なのも表現できるのに、あえてナレーション作文で喋らせる親切設計にしてくれる。イケボを聞くだけで頭使わなくていい、ゆとりにやさしい。

……FEスタッフは、もっとユーザーの読解力と理解力を信じて。そんなことあえてキャラが言わなくてもわかるから、大丈夫だから!!

FEif ドラマCD/北の城塞・カムイ誕生日編

暗夜2枚はカム子ちゃん愛され夢主人公の乙女ゲーのボーナスCD。

暗夜の北の城塞編はゲームより前で、レオンの話。でも、ちょっとゲームと設定違う?かな?こんな設定だったけ?っていうところちらほら。

ゼロってどういう過程で臣下になったんだっけか?(記憶あやふや)

マークス兄さんの「役不足」ってセリフは、そこで使うのに適した言葉だったのかな? その表現じゃ意味が合わなくない? マークスとレオンふたりとも同じ意味で使ってきたということは、暗夜王国ではこういう用法って設定なのか。

聡明なレオンって言われてんのに、そんな設定吹き飛ぶ頭悪いキャラにしなくていいよ…。

ISのライティング部署は、次回あるなら校正・校閲の過程を入れてあげてください。

それか文章レベルを、ユーザーに合わせて下げてあげますという公式の気遣い。役不足の誤用はこっちの理解レベルに合わせたんですか……、いや、さすがにわかるよ。もっとユーザーの読解力と理解力を信じて。

ゲームより前の話なので、オーディン・ラズワルドがこっちにきて直後ぐらい。シャーロッテさんはぜんぜん違う出で立ちでの登場(インタビュー参考)

ラズワルドとマークスのやり取り無駄に萌える。ラズワルドイチイチ覚醒のぜつみらネタぶっこんで語り入れてくる。まだまだ今後も絶望の未来ネタを引っ張って使う。

そろそろ、そのネタ一本槍はきつくなってくる。それ以外にもちゃんとラズワルドの魅力と性格を伝えられるネタあるよね……。

「フローラに謝って」っていうレオンかわ。フローラはオーディンに対してさん付けなのに、ゼロに対して呼び捨てる。この基準…何?

シャーロッテがカムイを「お妃候補?」って勘違いするところあるので、レオカム・マクカムの人は暗夜編10枚買って! 次回作のために追いCDしてあげて!

カムイが靴履けてよかった。

カム子様お誕生日編が一番面白い。ギャグだからってのもあるけど、レオン隊もマークス隊(っていうかラズワルドだけですけど)もみんなかわいいですね。ゼロがイチイチ顔が近い。

ピエリかジョーカーがいたらTRUCK1で終わる。極上のベリーケーキ作れる二人あえて外すカムイの采配。そして、また食べ物を粗末にしてるので、もうそろそろ誰か注意してあげて。

このお誕生編CD取り外すと、ドット絵カムイがちゃんとケーキ持ってる。かわいい。

カムイの誕生日って……あれ?記憶なかったんじゃ…。暗夜に連れてこられた日とかそんな感じなのかなどうかなという疑問。ifはあまり深く考えたら負ける。何も考えてない。というかこれは夢CDなのでそんなことはどうでもいいんだよ。夢だからね。

竜脈の万能設定が最高でした「竜脈でもとに戻せば平気だって~大丈夫だって~~~」的なノリ。

レオカムが好きな人にはこれはちょっと嬉しい感じかもしれないので、北の城塞編おすすめしたいです。

レオカムが好きというか、多分レオンの夢思考の人向けなので、純粋に2人が好きでレオカムな人とか解釈違いの場合ありそう。

でもこれ、カムイが男でもレオンは外に連れ出したかどうかっていうのは疑問。どうかな?カム子だったからって言う理由が強そう。そういう意味でも夢だからね。

サイラスはカムイが男でも女でも連れ出しただろうけど、ドラマCDのレオンは…どうだろうなぁ…。そしてサイラスの支援会話の件は、なかったこととして処理されてる。

マク+ラズとゼロ+レオも掛け合いが多いのでここもおすすめしたいです(BLとかじゃなくて、会話が多いって意味で)私はレオンとラズワルドの会話が興味深かったです。

と、そのカプの人が聞いたら嬉しいって場所はいくつかあるけど、カプというよりは「お気に入りの2人が会話しててたのしい」って意味。

コンプリートBOX特典

ブックレットっていうか…これはただの紙な気がする。特典です!って主張するにはどうだろうな……。

ボイス集のCDはまさかのカムイ+子世代なし。親世代とガロンスメラギミコトのみ。

そういう情報はきちんと商品説明に書いておいて欲しい。次回信用なくなって予約で買う人減るから、情報は的確にお願い。

ゲーム本編に引き続き、事前情報内容と違うもの出してくるのもう勘弁。

公式サイトの説明に「一部のみ」ってあったから、カムイの口調違いパターンはないだろうとか、パルレだけとかで全部のセリフはないんだろうなって思ってたけど、キャラが揃ってないという意味での「一部のキャラのみ」だとは思わなかった。

Amazonのところにはこの「一部のみ」の表記はないから余計。

子世代は仕方ないなって思うけど、主人公のカムイのボイス無しって…口調違いパターンのせいで容量の問題とも思えないので、第2弾の特典のためにカムイ取っておいたと思いたいです。

姉妹たち+臣下とか、白夜でギャグとか、白夜でカム子・暗夜でカム男にするとかそういうの残してくれてるならいいよ!(前向き)もっとビジネスめいた展開して。

子世代はカンナちゃんとカンナくん同時に存在できるようにシリアスなら泡沫のところ。透魔王国編のギャグでもいいと思う。

ドラマCD第2弾あるなら、4枚全部小学3年生の作文朗読CDにはしないで欲しい。声優さんにもっと役者的なお仕事をあげて欲しい。ナレーション朗読ではなく、役の声を担当してほしい。今回の梶さん、非常にもったいない。

所感

キャッキャ楽しそうな白夜の人たちもみたいな~~~~。なんで白夜だけこうしてしまったんだろうな…。シリアスのは一回聞けばいいか、みたいなところあるから。

てか、本編シナリオでちゃんとやってくれって気持ちが大きくなるから、本編沿いのシリアスよりはたのしいギャグのほうが…(何度も言う)

音声だけのドラマCDは、動画・マンガのように視覚情報がないので、「沈黙」が意味をなさないね。効果音なり、セリフなり、常に何か音を出さなきゃいけない。シリアスで必要な「一人で物思いに耽る時間」や「間」が演出として使えない。

今回だいぶSEとBGM頑張ってた。音楽が担っている記号的意味を最大限に活用してた。それでもドラマCDよりは、コミカライズにしたほうが効果的だったな~という白夜編。おっと…コミカライズの話はしちゃ駄目でしたね

キャラの掛け合いセリフだけで状況を説明する構成で頑張れる人にシナリオ任せるか、できないなら無理してシリアスにしないで平気です。もう無理しないで。

ゲーム発売から1年以上経って出るドラマCDは、もう好きな人しか買わないからね。大丈夫、大丈夫だって。できることからやろ?(作文を添削する小学校の国語教師の気分で)

覚醒ドラマCDはコザキさんの描き下ろしパケケースが有ったから残ってるけど、ifのは手離しちゃうかもしれない。

白夜編、最後にちょっとしか喋ってないのに、宮野真守と小西克幸の名前を載せるのは「声優ファンに売りたいんだなぁ」ビジネスの色気でてる。

最後にレオン・マークスを出すために無理やり6章のシーンを入れるとか、そんな小賢しことしないで話の内容を良くしたらいいのに……。蛇足だけど、売るために必死。企業努力。この部分はちょっと小賢しいぞ。

いつも思うんだけど、暗夜と白夜であきらかに扱いに差を出すのはなんでだろ…(いつも白夜が暗夜のおまけ扱いなのってどうして?)全体的に暗夜のほうが人気キャラ多めだから? 暗夜を最初にやって私は暗夜に思い入れあるけど、自分が白夜が好きだったら、こういうあからさまなやり方されるとジャンル離れるなぁって感じでした。

商業流通じゃなくて。コミケのサイファ企業ブースで頒布するCDのほうが、採算取れて良かったかもね。海外での発売を視野に入れないと、FEは国内だけの展開だと難しいんだろうな。

「評判がよかったら第二弾出したい」ってあったけど、確実に望み薄い。私もカムイ+子世代のボイスなしだってわかってたら、暗夜のお誕生日編1枚だけでいいかなぁってなってた(インビジのシナリオと同じ人て事前に知ってたら、白夜は買わなくていいやって思ったかもしれない)

子世代の公式からの扱いの雑さは、サイファあたりで改善してくれるのを期待したい。サイファはまんべんなく取り扱ってくれるよね。隠しキャラという名目で前に出さないのを徹底するものいいけど、キャラとして作った以上は存在を抹消しないでほしい。

どれか一枚なら暗夜の誕生日編をオススメ。

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