【刀剣乱舞】刀ミュ「結びの響、始まりの音」感想

今回のタイトルの略はなんだろう?響き音?むすはじ?結び音?

いつも記事サムネにしてるオランジュ・ルージュさんからのお花を期待してたら、そういうのは何もなかった…。会場の関係かな?大阪・凱旋公演の方、もしあったらお写真譲ってください。

【追記】凱旋公演にいったヒロさんから写真をいただきました!

幕末天狼傳を観ていない人の感想です。観た人と観てない人で感想が変わるようなので、違いを御覧ください。一緒に行ったヒロさんは視聴済みだったので、違った感想を持っていたので興味深かった。

※表記は全て年は西暦・月日は旧暦で統一
※題名・作品名は『』(二重かぎ括弧)でくくりました。
※詳しい方で史実・文献の記述に気になる点がございましたら、ご教授頂ければ幸いです。勉強します。
※幕末天狼傳をまだ観ていない(重要)

天狼傳観てないけど、天狼星がシリウスのことなのは分かるよ。ストーリー上どういう使われ方をしたのかわからなかったけど、重要だったんだなぁって(知らないからお話がわからないってことはない)

刀ミュは「前提知識がなくてもストーリーの理解に差はない」のが脚本の良いところなので、あえて観ないでいった。

もう少し詳しく言うと「背景知識の差は、広狭深浅の差でしかない」です。刀ミュに予習や事前知識不要。みんな、ユーザーフレンドリーな脚本を信じて気軽に観に行こ!

シリーズが重なっていくと「前のやつ観てないとわからない」みたいになっていくけど、そうなると間口がどんどん狭くなってしまうので、どの作品からミュに触れても大丈夫なように作ってあるハズ。現に興行が右肩上がりってことは、そういうところ気を使ってるんだと思う。

せっかくだから天狼傳観てない状態で観るのと、天狼傳観たあとで響き音ライビュを観るのと2パターン楽しもうと思っただけ。今回は最終的にライビュ後に記事を完成させる。

ミュージカル「刀剣乱舞」〜結びの響、始まりの音〜

タイトルは「はじまりの”ね”」だった。7+7音だと思って”おと”だと思ってた。

1部  ストーリー・概要

上演時間:約2時間10分

天狼傳のその後の話。メインは新選組で一人生き残っている土方歳三が会津~函館戦争で亡くなるまで。ゲームだと1-1という本当に序盤。

隊長は最近顕現した巴が隊長+幕末メンバー。

最後は「しばらくは幕末への任務はないだろう」というセリフで兼、堀川、安定、長曽祢が極め修行へ。次は極姿で登場して。

シリアスと笑いの落差が激しくて、観てる方の感情が忙しい。

お隣のお姉さんが感受性の激しい方で、泣くポイントを全身で教えてくれたのでこちらも気兼ねなく我慢せず泣けました。

ありがとう、兼さんファンのお隣さん。宴会シーンで泣いておられたんだけど、ここは天狼傳を見てたら泣くところだったのかと思った。早く観よう。

史実的なこと

時系列通りに事が進むので、展開が非常にわかりやすい。竜馬暗殺から入るのにびっくりした。事前に発表されていたキャストが土方歳三・榎本武揚だったので、てっきり会津・函館からスタートだと思ってた。

  • 1867年12月10日 竜馬暗殺・近江屋事件

  • 1868年4月23日 宇都宮城で土方負傷→会津へ
  • 1868年4月25日 近藤勇が板橋で斬首
  • 1868年8月21日 母成峠の戦い(刀剣男士の歌で魅せてたシーン)
  • 1868年10月ぐらい 榎本と蝦夷へ

  • 1869年5月11日 土方歳三没
  • 1869年5月17日 榎本降伏交渉(海律全書を政府側に送るのは14日)
  • 1869年5月18日 戊辰戦争終了

近藤さんの首級が晒されたあと、実際どうなったかが不明なところを、会津で土方さんが弔った説を採用。首を運んだのは中島くん(中島登)近藤さんの首級のゆくえ・土方を誰が撃ったのか、史実でぼんや~~りしてるところをいい感じに繋げてくる。

夜空の月が三日月になってて、調べたら母成峠の戦いは月齢が三日月なんですね(月齢参考サイト1868年8月21日 月齢)刀ミュですもの、そういうところは適当にしない。そういうのを調べだす面倒な考察厨がいるからね(私らです)

正直史実の月齢なんかどうでもよくて、なぜ三日月を夜シーンの演出として出したのかという、観劇作品におけるチェーホフの銃」ルール(ストーリーには無用の要素を盛り込んではいけないという伏線の技法)が気になっちゃう。

「見栄えがいいから三日月に背景にしよっ」といった、適当な演出は絶対にやらないだろうから信頼してる。だって刀ミュの演出よ?意味がないなら、月は出さずただの星空にするはず。

三日月はつはものを観たあとだと、ぞわぞわしちゃう。

史実の月齢が違ったとしても、つはもので出てた「見えてない部分も月なのかな?」あたりのセリフに繋げられる。

新しい要素は「時間遡行軍とは何か?」と言う問いかけ。とある本丸のミュだけ設定なのか、刀剣乱舞というコンテンツ全体の設定なのか気になっちゃう。

ゲネプロのコメントにもあった「刀剣乱舞を深く掘り下げた作品になってる」はこの部分。

演出・舞台装置

なんと、今回の舞台は回る。トムソーヤ島にあるアスレチックみたいな岩(真ん中通り抜けられる)が回転する。人物のはけ方がいちいち暗転で途切れないので良かった。

スクリーン背景は真っ白ではなく、モザイクタイルのような岩っぽいものがモチーフで凸凹してる。横の舞台袖もそう奥行きを出すため?テクスチャーみたいに映像が映るの良い。

途中後ろに映る映像の樹は、葉も実も実ってない。全部枯れている=実りがないっていうのがもうね……。そういう暗喩的な演出、おっかない。

大砲の煙や撃ったあとの火薬の香りもあってリアルだった。音のズレで、弾が遠くまで飛んでるのが分かる。

タイトルの意味

幕が上がる前から話が始まっていて、幕が終わったあとも榎本たちの未来がある話。そういう意味での結びの響、始まりの音。

「結び」は、土方さんと兼さんの最後の「切り結び(刀を打ち合わせて切り合うの意味/大辞林引用)」だとしよう。「時代を切り結ぶ人々」とかよくクローズアップ現代で出てくるフレーズ。

最後の陸奥の銃声

始まりの音は最後の陸奥の銃声。ただ、銃声を音(ね)って言うには音が大きい。

  • (おと)空気や水等の物質を介して伝わる振動
  • (ね)美しい音や声

音(おと)なら振動を感じる銃声だろうなって思ったけど、読みが”ね”。

大きさもそうだけど、あの銃声は「新しい時代の美徳」として演出されてただろうか…? はたして審美性を感じたか?

銃声以外に、もう一つぐらい解釈の余地を残してそうなタイトル。

「差し響く」

「響き」は音に引っ張られるけど、「影”響”」の方かもしれない。soundじゃなくてinfluenceの方の”響”。

動詞で言うと何かに係るという意味の「差し響く」

今回、土方さんに差し響かされた人たちはたくさんいた。時間遡行軍もそうだし、榎本もそうだし。島田+中島を含む新選組、刀剣男士たち、巴だってそう。

巴はなんか全体的に係ってた。巴の場合は修飾するという意味の係る。

切り結んで差し響くだと、とても詩的表現としてはなかなかだよね。

刀ミュの底のしれなさにハマってる。刀ミュは奥が深いから掘りに行ってしまう。

※考えてこじつけるのが楽しいのであって、なにも全てにおいて正解を求めてるわけじゃない。刀剣乱舞はどの考察もつぶしにかからないところがいい。

あとになって制作側が「あれは実はこうだったんですよ」って潰しに来ないの本当にやさしい。作品に全部込めてくれる。

作品に対するこだわりは語って欲しいけど、表に出なかった設定をこれ見よがしに喋らなくていいんだよ。

日替わり部分・3/27夜

1部の日替わり

  • 宴会の時の酒を誰が飲むか(兼さん)
  • 兼さんの俳句(「陸奥守 団子を6つ 食べました」)

2部の日替わり

  • 巴さんの指南役は千子村正
  • 客席コールも巴さん。

作中の銃器(読み飛ばしていいとこ)

※ここはただメモで書くところ。間違ってそうだし。私はマニアではなくただのフェチなのであんまり…。詳しい方のツッコミ待ちです。

旧幕府軍も銃を使わなかったわけではない。殺陣のときに和装のモブも銃を使う。

作中で使ってる銃に軍によって種類があったのか、ライビュで確認したい。両軍同じもの? エンフィールド銃で統一?

前込め式で一発ではなく、新政府軍は複数撃ってたと思うけど記憶が曖昧。

  • 新政府軍:洋装+ヤタガン型銃剣orスナイドル銃(鳥羽ミニエー
  • 旧幕府軍:和装(非武装)+ゲーベル銃(値崩れした安いやつ)

新政府軍が銃剣とそうじゃないのの2種類使ってたのは確認できた。

刀ミュの美術担当ならここはこだわると思うので、きっと政府と幕府軍で銃の種類は違うはず。(刀ミュに対する信頼の表れ)

ゲーベル銃で予想してるのは会津藩の白虎隊(NHK大河ドラマ『八重の桜』知識、八重本人はスペンサー銃)がそうだったのでそうかなって。

戊辰戦争のときに型落ちしてたゲーベル銃は、下っ端の歩兵が使う印象。

イギリス・フランス・オランダの武器が交じるのは、1865年にアメリカの南北戦争が終結して、余った武器が値崩れして日本にいっぱい来たから。

藩によってどこの国の商人と取引したのか違う。

銃弾で実際は何製が使われてたのか判別できない。明確にどれってわからないのかもしれない。

土方さんが宇都宮城で銃で打たれて軽症なのは、当たりどころが悪かったわけではなく、殺傷力は対して無かったミニエーだったのではなかろうか?

キャラ別感想

巴さん以外は、足でテレビの主電源いれそうなメンバー。殺陣で足払いや蹴りをよく使う。

和泉守兼定

刀ミュの兼さんは「回帰する郷愁を最も重視する和泉守」

イケメンは風が起こせる。髪がなびく。歌詞に「風に吹かれよう」っていうのがあったね。

土方さんには敬語を使う。敬語が使えるしおらしい兼さん◎。職員室に呼び出されて進路相談受ける兼さん。

「できません」という結論でよかった。悩んで悩んで悩んで出した結果が「土方さんにとどめを刺せない」なのが人情優位の兼さんらしい。もちろん、とどめを刺せる兼さんがいてもいいし、どこかの本丸には居ると思う。この時点の兼さんはこの結論だっただけで。

天狼を観てないので成長過程がわからないけど、「できません」結論なのは天狼を観てると理解できるってヒロさんに言われたので、なんかあるんだろう。

トドメさせなかったことを審神者に報告したら、「心の抑揚をゆたかさを手に入れましたね」ってきっと褒めてくれる。

あの審神者なら、兼さんの”人としての成長”を褒めてくれる。行動を肯定して修行に行かせる。ミュ審神者良き指導者。

1部の衣装だとあまりわからないけど、2部の衣装だと足が長い。足が長くて髪が股下から見えるのでしっぽみたいだった。パンフの作画がとびきりいい。

堀川国広

取っ捕まって土方さんに詰責される時、嬉しそうな表情ったらないな。堀川くん肝が座ってる。

活撃でも土方さんところに一人でいってしまってたけど、刀ミュは兼さんがそうしないように先回りしていってしまった感じ。兼さんの相棒として、最悪の事態は避けたい一心での行動だった。ここはトラブルメーカーとして堀川が描かれなくてよかった。よかった…。

堀川くんが倒れたシーンで、これどうやって舞台からはけるんだろう、暗転しても微妙に動きわかっちゃうから起き上がって舞台袖に行くのは興ざめだよなと思っていた。

そうしたら、次の瞬間に客席通路の演出になって、目線を舞台からそらしてそのスキに堀川くんが舞台からいなくなってた。地味にこの演出が良かった。

その後、あの磔シーンで出てきて驚き2倍。

陸奥のことを「むっちゃんさん」っていう。むっちゃんって作中で誰からも言われてない……よね?

歌がうまい。

長曽祢虎徹

近藤さんの件は前作でやっているそうなので、葛藤はすでに履修済み。

酒好きの頼れるお父さんみたいだった。堀川くんを迎えに行くときなんか特に。

宴会のところ、日替わりで長曽祢さんだったらこぼさずに飲んでくれそう。

ゲームの回想とは違う会話を陸奥守とする。回想は見てたので、この二人の穏やかなやり取りが意外でした。もうお互いの行動をわかり合ってる、仲良し。

「すまん」「お前のせいじゃない」のやり取りは近藤さんの件?

大和守安定

メンタルが名に恥じなく安定。前作を経た結果、こうなってるらしい。

「僕らは仲が良すぎる」「そだねー」今回はサポートに回った感じなので、あまり発話数多くなかったけど、印象に残るセリフが多かった。

土方さんに「兄弟いるか?」の質問は、長曽根さんとのやり取りで持ち主に似てるっていうのがあったから、沖田さんに似ているのだと思った。死んだ仲間に似てたって言うからてっきり…。でも、前作を知ってるとそうじゃない見方もできるらしい。これは幕末天狼を観るの楽しみになってきた。その件は知らないけど、どうともれるようにしてくれてる刀ミュ、さすが(多面体の演出)

殺陣の刀をしまうときに、袖で血を拭く血振るいのあと納刀する仕草があるんですが、これは新選組特有の動作なのかな?2部や長曽祢さんもやる。

しょっちゅうなにかに寄りかかってぐったりしてる。素。

宴会一気飲みする兼さんがこぼしまくるので、一生懸命拭く姿が可愛かった。

陸奥守吉行

文句なしで今回の誉れ。

刀ミュの陸奥は「野心と感傷を飼いならした陸奥」練度高そうな陸奥。レベル90超えてそう。

主の死を目の前にしても動揺しないあたりが、”飼いならして”る。飼いならしてるのであって、所持してある。消化吸収はしてない。ところどころ言葉の節に感傷を添えてあるけど、感傷を上手く扱えない兼さんにはわかってもらえなくて「あいつは何考えてるかわからねぇ!」って言われちゃう。

練度が低かったら、他のキャラのように感傷に付きまとわれてたと思う。そういう時期の陸奥もいたんだろ。天狼よりずっと前のあたりに。

「らぁて(なんてねの土佐弁)」や「もう忘れた」といって本音をはぐらかしてく陸奥。「涙は枯れ果てた」って本音を漏らす。作中の唯一の本音かな?客席に背を向けるところも、もう…。

陸奥のことも誰か抱きしめてあげる立場の人がいたらいいのにな。今回は竜馬が無くなったあとだったからしょうがないけど、志が同じ維新側の刀を一人実装してほしい。それか所属が同じ刀(しかし、陸奥の近くの刀帳の番号に空きはない)

土佐弁が心地いい。ほにほにとかちょちょぎれるとか。

堀川くんの助命を乞うシーンで一人だけ両膝をつかない。こちらのゲネプロ記事の該当シーンの写真でわかる。むっちゃんだけ臨戦態勢なのは、このあたりから土方さんを撃つ気でいたのかもしれない。

つわものの藤原泰衡のように歴史から退場させるのではなく、銃という新しさの象徴の武器で終わらせる。極力命を奪わずに戦ってたのに、陸奥があえて終わらせるのが良かった。刀ミュは、テーマの提題で逆をさせるのが多い。

通路演出なので分かりづらかったと思うけど、最期の土方さんは、後ろ姿を狙って撃ったのではなく、振り返って相手を見て満足そうな表情で撃たれた(笑ってた?というか陸奥の険しい表情と対になってる?)ここは「銃や大砲は相手の顔がわからない」のセリフの対立命題になってた。そういう演出、流石。

2階席だと土方さんがどんな表情と状況だったのかわからないけど、2階席の人はもう舞台上の陸奥や兼さんを集中して見れたんだろな。私は土方さんを見てたので、その時の陸奥の表情はあまり見れていない。ライビュや円盤だと土方さんの方は映さなそう。

むっちゃんの銃はスミス・アンド・ウェッソンのナンバー2なので、装弾数は6発。殺陣で銃も使うけど、1シーンで6発以上は使ってない。

土方さんを撃つ直前の殺陣で、銃を使ったのが5発だったような気が…(気になって数えてた。6発フルに使う殺陣ではなかった)残り1発の弾丸の使いみち、この段階から予想して動いてたとしたらすごい。

陸奥の殺陣のときに銃声SEはない?(ある時とない時がある?)音が出るのは土方を撃ったときだけだったと思うけど自信ない。新政府軍の銃声SEはあったけど、陸奥の殺陣のときあったっけ?ライビュで確認しよう。

初期刀適正みたいなのがあって、前の主を見ても動揺しない(審神者・政府の指示と違えない)刀が初期刀候補になってるみたいな設定ないのかな? だから極修行に早々と行かせなくとも平気みたいな……。今回の陸奥をみてるとそんな気がしてしまう。

巴形薙刀

たおやめな巴。立ち方がモデルだし、モデルウォークで舞台裏にはけて行く。ブーツのヒールも高い。

殺陣は岩融の豪快さとはぜんぜん違う。優雅。そのくせ素手で敵を殴ったりする。意外だった。

「俺は側仕えが向いてる」を「わかってますが、いろんなことを学んできてください」的に戦地に送り出される。いつもの「物としての刀が、人として機微を習得する」新人刀剣男士のOJT履修課程。

陸奥と兼さんの仲を取り持つでもたしなめるでもなく、「別に任務に支障はない」というビジネスっぽさ。仲良くする必要はなく上手くやれてれば良いスタンス。

時間遡行軍に対して「物語無き刀の成れの果てか?」という説を打ち出してくる。刀剣男士が闇落ちした姿でも、折れたあとでもなく、無名刀のなりそこない。

名も逸話もない刀が自我を持ちたくてこうなってるって、刀剣乱舞のゲームでも明かされなかった情報。

艦これはおそらく沈んだ艦がそうなってるんだろうけど、刀は名前がないやつたくさんあるもんね。

成れの果てというか、”人になりそこなった”もので、彼らと巴の違いは、「感情を所有する」機会を与えられたか否か?

自分も物語無き刀なので、少し相手のことに寄り添う素振りを見せるけど、とどめを刺せる。仕事はきちんとこなす。倒したあと3人を寄り添わせるようにするところも萌。

特定の主や物語をもたない巴は、どこに修行に行くんだろな。

歴史上のキャスト

持ち主である人物を魅力的に描くので、自然と刀剣男士の株も上がる。

出てきても違和感なさそうな斎藤一はいない。彼は剣豪なので刀の終わる時代に出てくると厄介なのと、鬼神丸国重が実装される可能性が無きにしもあらずだからかもしれない。榎本の刀(隕石から作った流星刀)は時代が若くて付喪神と言うには弱いので実装されなさそうだしな。

チーム土方のコント楽しい。息ぴったりのボケとツッコミ。

土方歳三

「シルブプレ(s’il vous plaît)」を「汁粉くれ」に空耳する土方さん。とっても兼さんの主っぽくていい。

兼さんと同じヒールの高さのブーツ履いてる。

「銃や大砲は相手の顔がわからない、自分は今まで斬った奴の顔を覚えてる」という死者への敬意。なんで刀にこだわってるかがわかる。

土方さんが流れ弾で死んだってことと、今回陸奥がキャスティングされてるってことを併せて、史実に詳しい人はこの展開に予想できてしまったのかな? ここは純粋に史実を知らずに観に行ってよかったです(戊辰戦争でなくなったのは知ってたけど、どんな死に方だったのかは知らなかった)

みんなに「死ぬな、生きろ」って死を美化してないくせに、自分は死に場所を求めてる。土方歳三が生きていたとしても、この戦争で勝ってたとしても、おそらく新政府ではなくロシアが攻めてきて負けただろうから、引き際大事。

天狼星を間違える土方さんに、実はあのとき視力に問題をきたしてたとかそんな萌設定ありますか?物資がゆとりがなくてビタミンAの不足により起こる夜盲症的な…(自分より他人に食料渡しそうな土方さんだからそうかなって…)死に場所を求める人ってだいたい、どっか体に不調を抱えてみんなに言わないキャラだったりするじゃないですか……。

ところで、なぜ2部でバチじゃないやつで太鼓叩いてたの?私が知らないだけで新選組の太鼓楼はああいうのを使うとかある?

ご実家が興味を・・・?

観劇なさったみたいで、こういう縁はすごいですね。

榎本武揚

榎本with函館歌劇団。ここだけディズニーシーのメディテレーニアンハーバーだった。もう歌唱力が違った。刀剣男士以外が歌うの初めてかな?

藤田さん御本人が、語学に堪能なんですね!「フランス語も流暢に話す」って描かれてて、役にピッタリ。

なんで榎本が蝦夷に行こうとしたのは、路頭に迷いそうな幕臣たちを蝦夷の開拓で養おうと思ってのこと(表向き)

その北上途中で、土方さんらを拾ってた。「北に向かう」はつはもの思い出しますね。

執務室で膝抱えながら持ってた本は、おそらく『万国海律全書(原題「Règles internationales et diplomatie de la mer」)』

やけに意味深に持ってるなと思ったので、日記や適当にそこら辺の本を持ってたわけじゃない(と思う)流石に最前列じゃないとわからないところ。

小口が光ってるように見えたのは、三方金ではなく照明の関係でそう見えただけかな。

小口が金付けがある、または金属の留め金が小口にある=洋書。自分で書き写して翻訳したやつだから洋書ではないのかな…。

土方亡き後、降伏して投獄→助命後、新政府伊藤内閣の大臣に登用。敵対してたのに新政府で活躍できたのは海律全書のおかげ。

重要アイテム(この海律全書を新政府に送ったことで榎本が出獄できた)

刀ミュの美術演出はこれを利用しそう。「降伏しろ」って諭されるシーンだから絶対そう。

ここまで考察しといてなんですが、戦記録を書いてた日記見て凹んでても、あの萌キャラ榎本なら構わないよ。

島田魁

ガタイのいい力さん。島田なのに「島さん」じゃなくて、「力(りき)さん」って呼ばれてたのは、史実で100kg超えの力士っぽい人だからそういうあだ名。

「どすこい」って言ったりする理由も判明。何で「しまさん」じゃないんだろって思ってた。名前が呼応して無くて混乱した。

最初は立派な槍を持っていたのに、最後は質素な槍になってたあたりに幕府軍の軍備力事情が見えた。武器を調達できない+刀+槍は時代遅れで新調できない。

戊辰戦争後は西本願寺の警備にあたる。西本願寺は新選組の駐屯地。こういう縁あるところに戻るのいいね

中島登

大手サークル新選組の神絵師。

すぐけじめで腹を切ろうとするのを、土方さんに止められる。

中島くんって君付けだったので、若いんだろうなって予想したけど、土方さんとそんな変わらなかった。リキさんはさん付けなので、土方さんより年上。

時間遡行軍

1-1に出てくる「函館方面土方戦死阻止隊」の3人かな。犬・猫・カタツムリに似てる。中島くんの絵にそういう人がいるのかもしれないね。

最後まで土方さんと共にあった。戦死を阻止するのが彼らの目的だった。

土方さんが「死に場所を見つけにいく」に同意してついていく。彼らにも意志(というか心)が生まれていた。

宴会のときはポカーンとしてたのにね。

時間遡行軍は政府のようなトップがいて、審神者がいてというような組織で動いてるわけではない? 遡行”軍”というからには、規律ある組織なんだと思ってたけどどうなんだ?

2部ライブ

2部も演出に予算を感じる。LED技術の進化もすごいな。

振り回すと紋になるファイ現象の電子演出アイテム(名称知らないけどグラフィックポイっていう?)はらぶフェスでも使っていたらしい。

次回はもうドローンとか飛ばそ!

アンサンブルの衣装にも予算をたっぷり感じる。

2部では土方さんが段駄羅っぽい衣装になる。とても佳き。この話だと1部はずっと洋装だったしね。

今回香りの演出あったよね? 興奮状態で幻臭なのかなって思ったけど、他の人も香りについてはコメントしてたので幻ではないと思う。

通路側だったので、2部は刀剣男士が通るたびにいい匂いがした。具体的にどんなって言えないけど、全員なにか違うフレグランスをつけてる?

ファンサはむっちゃんは撃ってくる。固有動作だからわかりやすい。

物販/パンフ

物販の時間が、公式サイトの説明では非常に分かりづらかった。

チケット所持してる人だけ中で買えるのか? ペンラとパンフだけの列はあるのか? マチネソワレの1日2公演ある場合は10:00~11:30の朝しか買えないのか? もう少し案内があると良かったかな。

物販は円盤予約とガチャが別で、残りは全部一緒だったけど30分ぐらいで買えた。ペンラとパンフだけの爆速で進む列を作って。場所が狭いから複数列を作るには難しいか。

遠方や仕事で時間ギリギリに来る人もいると思うので、ペンラ+パンフだけの列はほしい。何はなくとも、とりあえずペンラさえあれば当日は乗り切れるし……。

ペンラとパンフ列だけだとそれしか買わないけど、今回の列形成だと「他のグッズもなにかついでに買ってみようかな、せっかく並んだし」な思考が働く。

パンフは兼さんの作画がとりわけいい(写真写りではなく作画とあえていう)

もちろんみんないいけど、兼さんすごい。

WEBアンケート

公式に伝える感想を文字にするのって難しいっていつも思う。冷静に冷静に文章を書いてくとずいぶん冷めた質素な感想になる。

思い出したら、書き足したり修正したりします。とりあえず幕末を配信で見ます。

ライビュお疲れ様でした

LIVE配信でみました。やっぱり記憶違いのところがいっぱいあった。

本はタイトルはないっぽい。ライビュは役者さんの表情がアップでよく見えるのでいいですね。円盤とは違ったカット割りになるので、ライビュやディレイ配信はそれはそれで観ておきたい。

GWに幕末観ようとしてたのに、見ずにライビュを迎えてしまった。ディレイ配信の期限までじっくり観たい。

らぶフェスなるものに一回は行ってみたい。

所感

刀剣男士の話よりは、主役は土方さんという印象。

キャラ重視ではなく、史実のお話重視で作ってくれた。個人的にうれしい。

刀剣男士だけを見に行ってる人にとっては、もしかしたら物足りないかもしれない。

けど、キャラ重視のキャラ商売になってしまうと、間口がどんどん狭くなってしまうし、極端な話だと1部60分、ライブ120分というような変な時間配分になっちゃう。

時代関係なく人気キャラだけ集めてきゃっきゃしてるだけになるだろうし。きちんとストーリーを見せた上で、それに沿った歌詞の歌をライブで魅せる。キャラがわからなくてもお話から入ってもらえるミュ。

この話でミュは一旦区切りになるのかな? ミュの本丸の初期刀が誰かっていうのは明確には明かされてないけど、誰が初期刀でもいい。

初期刀でなくてもけこう早く本丸に来てそうだし。

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